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2006年09月18日

●ピアノ漫才&オケ漫才(?)

前者は完全にコメディなんだけど、後者は一応大真面目なので、漫才扱いしては失礼か。
でも、どっちも思わず笑ってしまう。

まずピアノ漫才。とりあえずコレ見て。
リストの『ハンガリアン・ラプソディー2番』。


続いてこちら。放送事故じゃありません。かのBBCの真面目企画です。(多分)


最初の Victor Borge(ヴィクトル・ボルゲ)。
ブラボー!!!
素晴らしき哉ピアノ漫才。そして古き良きコメディーですね。
漫才とかって間合いが大事とよく聞くけれど、曲の間合いにピッタリはまっていて、テンポもグッド!
途中でこぼしてるセリフとかアクションもいいよね〜。
こんなユーモラスなリストは初めて。笑いながらも巧みな演奏に感心しきりだわ。
英語版のWikipediaにはちゃんと項目あるし、もう故人のようですが、きっと有名な方なのでしょうね。
YouTubeにこれの他にもいくつかクリップが載ってます。マペット・ショーにも出演されてますね。
確かに子供がピアノを聴くよいとっかかりになりそう!でも、大人が見ても十二分におもしろいです。

2番目はジョン・ケージの『4分33秒』オケ版。
映像冒頭の解説にありますが、ケージの作曲した、3楽章からなる無音の曲です。
譜面は映像の中でも映ってますが、各楽章 "TACET" (休止)とあるのみで真っ白であり、曲が無音であることによって、周囲の音に耳を傾けるというコンセプトの曲です。

つまり、とても真面目で、漫才などでは決して、決してないのです。

しかし画面を通してだと、完全に観察者の立場になってしまって、笑いが堪えられない。。。
指揮者さんの芝居がかったクサい演技が最高だし、真面目な顔してる演者も観客も笑っちゃうし、たまに時計を映しているところも、楽章の合間に一気に咳払いが起きるのも笑いを誘うのです。

ケージの『4分33秒』について詳しくは Wikipedia 日本語版をどうぞ。