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2007年12月31日

●なんとなくプレイバック2007

早いもんでもうクリスマスも過ぎ去り、2007年も残り24時間を切りました。
そう、今日はもう大晦日!
今年もわーーーーーーーーーって感じで時間が過ぎ去っていきました。
特にフジロック直前からの約半年はマッハのごとく。
そんな2007年を適当に振り返ります。

前半:インストモノ含むポストロック
後半:電子音

以上。

いや、まぢで。

以下はダラダラ駄文。2007年書き納め?

オマケで2007年よく聞いた気がする盤セレクションとその作品の中で1曲選んでみたよ:
(挙げた順番は順位というわけではありません。順不同です)

☆ポストなんとか編(=ポストロックとポストクラシカル笑)

Caspian - The Four Trees Grails - Burning Off Impurities Balmorhea - s/t

Caspian - The Four Trees (10. ASA)
アルバムリリースを心待ちにしていた Caspian。 "You Are The Conductor" も引き続きよく聞きました。ベタベタ中のベタな音だけど、やっぱり好きなんだよねえ。特にドラム。
曲は 01. 02. 07. 辺りと迷いましたが、やはり壮大なのが好きなので ASA で。
>> Myspace

Grails - Burning Off Impurities (03. Silk Rd)
"Black Tar Prophecies Vol's 1, 2, & 3" がツボにはまり、以来すごく好きな Grails。
ちょっとサイケデリックだったりエスニックなエッセンスが入っていたりと、自分が聞くポストロック系の中ではやや異色。混沌かつ苛烈。そこがたまらなく好き。Silk Rd はほんとに惚れ惚れしながら聞いた。一回ライブ見てみたいな〜。来ないかな〜。
>> Myspace

Balmorhea - s/t (03. Dream of Thaw)
Grails とは音の印象としては対極か(笑)?
アコギやピアノの奏でる柔らかなアンサンブルに癒されました。。。
2008年2月には Western Vinyl からアルバムが出ます。てか、iTunes ではもう買えるんです。文句なく良いです。Modern Classical/Post-Classical の非常に素晴らしい作品です。Baleen Morning が録り直しで再収録されてるんですが、名曲とのコメント以外でません泣。
セルフタイトルアルバムも iTunes で買えますので興味あったらぜひに。
>> Official
>> Myspace

(うがぁ。奇しくも The Silent Ballet の TOP3 とモロ被り・・・orz Balmorhea に関してはトラックも被った・・・)


☆UK&北欧編

Travis - The Boy With No Name Logh - North Immanu el - they'll come, they come

Travis - The Boy With No Name (07. My Eyes)
元々はUKがホームグラウンドだった自分ですが、Travis が唯一のUKロック(苦笑)
最近は全然わからなくてねぇ。でも、Travis の新譜はすごくよかったです。Travis節全開。
今までの作品のエッセンスを掬い取って一つに集めた1枚。等身大の眼差しと優しさを感じさせてくれる楽曲達。そしてフランの歌声大好き。単独切望中。
私的には Radiohead よりも Travis が響いた2007。
>> Myspace

Logh - North (03. The Invitation)
スウェーデン。地味だけど衒いのないグッドメロディ&アンサンブル。心に沁みます。。。
そいえば、Logh のメンバーの人が Audrey のプロデュースを今してるってどっかで読んだような?
>> Myspace

Immanu el - they'll come, they come (01. under your wings i'll hide)
こっちもスウェーデン。
北欧ならではの怜悧な透明度を誇るサウンドが素敵です。最初は「うーん・・・あと一声」とか思ってたけど、気付けばよく聞いていた。やっぱり好きなんだ、こういうの。爽やかな風に吹き上げられるような高揚感に酔いしれる刹那。冬晴れの空の下のBGMとして最近また活躍中。部屋でよりも、車窓を眺めながら、歩きながら、と空を背景によく聞いたアルバムです。
>> Myspace


☆電子音系全部盛り(細かいジャンルはよくわかりません)

Port Blue - Airship Gui Boratto Antiguo Autómata Mexicano - Kraut Slut Shuta Hasunuma - OK Bamboo

Port Blue - Airship (13. At Anchor)
1枚だけ選べって言われたら、やっぱりこの1枚になるかな。
このアルバムがフリーで提供されていた時は、いやお金払うよ、これ!と思い続けていたもの。
その後、CD-Rでリリースされた時には MP3 で持っていたけど、アピールとサポートの意思表明も兼ねて通販で入手した、それくらい今年お世話になった作品です。
ドラマティックなピアノのメロディが印象的。ビートが打ち込みですから電子音系に入れたけど、ピアノメインのバンドサウンドっぽいところもある。インストがダメってんじゃなければ、多くリスナーにアピール力があると思うのはファンの贔屓目かなあ。とりあえず、ピアノの美しさは秀逸なのでピアノ好きは聞くべしっ。
今なら LINUS RECORDS さんで CD-R の取り扱いがあるみたいなので、ぜひぜひお手にとってください!DLできたMP3とはアレンジが違う曲も多数あるので、音源データ持ってる人もチェックの価値有。
>> Myspace
>> Port Blue (I Think So 思う。過去ログ)

Gui Boratto - Chromophobia (11. Beautiful Life / Matryoshka (from Speicher 55))
多分、コレ系(ミニマル)で今年の1枚上げるなら同じ Kompakt の The Field なんでしょうけど、自分はこっちにハマった。
Gui Boratto のが聞きやすいというか、上音(シンセ)がとっつきやすい綺麗な音で適度にポップ。
アルバムタイトルは "色恐怖症" って意味みたいだけど、ピアノを使った曲あり、Vo.曲(Beautiful Life)ありと、とってもカラフルな印象の作品。
"Chromophobia (Remixe Part 1")、"Chromophobia (Remixe Part 2)" のリミックスシングル(12インチ)もよかったねー。
そんで、最近 SCSI-9 と出したスプリットに入ってる Matryoshka って曲好きすぎて聞きまくり。って感じで、ここ2ヶ月くらいで聞きまくってる超お気に入りです。
来年2月に来日でっす!Yellowでっす!行きたいでっす!!!
>> Official (Beautiful Lifeの初期バージョンがDL可)

Antiguo Autómata Mexicano - Kraut Slut (03. Malandro de Gulto)
アハ。ぐいさん(Gui Borattoのこと)とはまた違うけどこれもミニマル。今更ミニマルかよ!ですな。
自分、メロ命かと思っていたけど、実はそうじゃないのも全然イケると判明したのが今年最大の収穫か?
あと、グリッチ好きなのかも?と思ったのも今年かも。
アブストラクトかつミニマルなので激しく地味な作品なんだけど、ハマるんだよね、これが。
下半期に聞き出してよく聞いたから印象に強く残り当リスト入り。アーティスト名からも判るようにメキシコのアーティスト。リリースもメキシコの Static Discos。(ぐいさんはブラジルの人)
>> Myspace

Shuta Hasunuma - OK Bamboo (04. Discover Tokyo)
Western Vynil から出た方のアルバム。結局、蓮沼さんの作品はこれしか聞いてないんだけど、これはとーーーってもお気に入りの1枚なんです。
キラキラとちりばめられた電子音の上を流れる暖かなアコギやピアノのサウンド。全体的に、いい意味でジャパニーズなところを感じます。具体的にどの辺から感じるのからはまた今後聞く回数を重ねることで、解明したいと思ってます。時折覗く飄々としたメロディも大好き。とても耳馴染みのよいアルバム。
川崎の本屋さんでやったライブを見に行ったんだけど、このアルバムとはまた全然違った音でした。
これからも楽しみですね!
>> Myspace


☆番外編(今年聞きまくったけど実はリリースは今年ではなかった!)
Ametsub - Linear Cryptics
Kattoo - Hang On To A Dream
Nebulo - Kolia

Ametsub は Sense of Wonder で見てからだから9月以降ですごく聞いた。
結局、Ametsub だけのライブはそれ以来見る機会にあたってないけど、Jimanica×Ametsubは2回見に行きましたー。あのバトルタイムがたまらにゃいー。
今年いきなり自分の中で Hymen が大ブレイクでした。キッカケはなんだったんだろう?自分でもよく覚えてないや。
ここのリリース(主に旧譜だけど)を今年は一番買った気がする。


☆さりげなく超番外編
【本というか作家さん】
森見登美彦、小路幸也、誉田哲也


今年も仲良くしてくださいました皆様、ここを見てくださった皆様、どうもありがとうございました。
また、2008年もどうぞよろしくお願いします。

それでは、よいお年をお迎えくださいませ!

コメント

気になるもの沢山なんでチェックしてみますー。
今年も宜しくおねがいします!

foglineさん、
コメントありがとうございました。
せっかくコメントで「今年も・・・」のお言葉をいただいたのですが、お休み期間に入ることに決めました。
今まで何度もコメントいただけて本当に嬉しかったです。
ありがとうございました!