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2007年01月18日

●全米で話題騒然!

今、全米(の一部音楽ファンの間)で話題騒然。

それは、なんと・・・

The Postal Service の曲が UPS のCM曲に使われてるじゃん!!

ということ。
新年からの UPS のキャンペーンのTVCMはもとより、キャンペーンサイトのBGMとしてポスタルの "Such Great Heights" のインストVer. が全面採用されているのです。

>> The UPS Whiteboard(CMは "TV Spots" から)

私たちにとってはポスタル・サービスって言われても、普通にバンド(ユニット)のポスタル・サービスしか浮かばないけど、アメリカの人にとっては普通、 The Postal Service といえば、郵便業務または郵政公社(The United States Postal Service/USPS)以外のなにものでもないのです。

何せ、USPSはバンド側に "The Postal Service" という名前を使用しないよう申し入れをしたくらい、The Postal Service=郵便局なのです。(この辺はWikipediaが詳しいです。)

このいざこざは協議の上、交換条件の付して和解し、USPSは "The Postal Service" という名前の使用許可を出しました。
その和解の産物の一つとして、USPSのホームページでは初代郵政長官ベンジャミン・フランクリンのDVDなどにまじって、いきなりポスタルのCDが売られていたりと、両者の関係は和解後はむしろ友好的でマーケティング的にも持ちつ持たれつな関係でした。

そんなポスタルの曲が、USPSの競業相手以外の何者でもない UPS のCMに!ということで(一部で)話題沸騰なのです。

日本でもUPSのCMは放送されてますが、海外と書類のやりとりしないと馴染みないかもですね。
日本で放映中のCMは中国の工場で出荷するねじ巻きパンダ人形を、ねじを巻いて出荷したら日本で開けた時にまだ動いてた!ってヤツ。
ヤマト運輸と提携しているので、日本国内の集荷&配達はヤマトの人がしてるのかな?
ですので、USPS vs UPS の図式は ゆうぱっく vs クロネコヤマトの宅急便 と置き換えるとわかりやすいかも。

UPSの選択に何か意味はあるのでしょうか・・・??
気の利いたユーモアという感じなのでしょうかねえ。

この話題、私は最初に Pitchfork で面白おかしく書かれているのを読んだんだけど、検索すると、多数のブログで取り上げられていて、「へっ!?」って思った人が結構いたのが伺えます。

ちなみに、The Postal Service はセカンド制作に取り掛かったと伝えられて約半年ですが、Dntel のアルバムが4月に出るし、まだまだ当分出ないのかな・・・。

コメント

興味深い話題!
そっか。UPSってあのUPSかなって思ったらそうでした。
うちの会社は基本が輸入なので、
いつもはFedExが一番の頻度でUPSもたまに利用してるよ。

ポスタルの音楽は…ブラックジョークまではいかないような、
やっぱりユーモアってかんじかなぁ。

うちもこちらから出す時はFedexなんだけど、北米の企業から送られてくるときはUPSなことが多いかな。
元々、あの曲聞いてアーティストの名前がThe Postal Serviceだってわかる人、そんなに多くないだろうしね。
広報の人か、製作会社の人かわからないけど、やっぱ洒落の一つなんでしょうね。

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