●Union Of Knives : "Violence & Birdsong"
ノドが痛い。。。
風邪か?風邪なのか??
ストレスからか、先週から発疹が出たり、踏んだり蹴ったり。
そのストレス発散も兼ねて行ったタワレコで買った1枚。
Violence & Birdsong
Union Of Knives
KID A的 Radiohead×Massive Attackっていう、いかにも的なコピーがついていた Union Of Knives のアルバムを買ったら、見事にドツボ。
グラスゴーベースのスリーピースのエレクトロ・ロック。
昨年8月リリースのこれがデビューアルバムです。
ダークでどこか退廃的な雰囲気が漂うところは、音的に似ているというほどではないものの、MUSEの方を髣髴とさせる気がします。
ブレス混じりのハイトーンな男性Vo.に時折効果的に挿入される女性Vo.が艶かしさを増幅させ、その女性Vo.も交えたシンセティックなハーモニーがまた印象的。
(実際にはメンバー3人のうち2人がフロントマンの役割だそう。もう一人はちょっとキー低め)
エレクトロかつキーが激しく飛ぶことはあまりないので、全体的には高すぎず低すぎずといった、言ってみれば淡々としたテンションですが、曲によってはかなりヘヴィーでドライヴ感のあるサウンドを聞かせてくれますし(Opposite Direction, Operated On)、メロもキャッチーかつ滑らか(Evil Has Never, Taste For Harmony, Lick Black Gold)。
新人においては、ビートや勢い重視のアーティストが多い最近のUKシーンの中では、個人的には貴重なタイプの新人さんで嬉しいです。
これは蛇足ですが、今、テート・モダンで展示しているアート作品に、その作品からインスパイアされる楽曲をミュージシャンに委嘱して作ってもらい、作品の場所にヘッドフォンを設置しその曲とともに作品を鑑賞する、という試み "Tate Tracks" が開催中です。
The Chemical Brothers、グレアム・コクソン、Klaxsonsなどのミュージシャンに混じって、Union Of Knivesも楽曲を提供し、今月1日からテート・モダンでの公開が始まったとのこと。
それにしても、こういう鳥が羽ばたいているイメージを使うアーティストは自分の好みなことが多いですね(笑)
Official:: http://www.unionofknives.com/
Myspace:: http://www.myspace.com/unionofknives