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2007年02月16日

●見た目はやっぱり大事なの。

Madonna - American Life Bjork - Vespertine Mew - And the Glass Handed Kites

Pink Floyd - Atom Heart Mother Audioslave - s/t Muse - Black Holes and Revelations Yourcodenameis: milo - Rapt. Dept.

上段:Madonna、Bjork、Mew のアルバム
下段:Pink Floyd、Audioslave、Museのアルバム、yourcodenameis: miloのシングル

上段の3作品、下段の4作品はそれぞれある共通点があります。
わかるひとはすぐわかっちゃうかな。
私はお恥ずかしながら今日までその共通点を知りませんでした。

目に触れる機会は断然上なのに、どうもPVの監督ほどには注目しないで今まで来てたのが、CDジャケットのアート・ディレクター(グラフィック・デザイナー)。
「ジャケ買い」なんてモノがあるくらいに、消費者への訴求効果があるのだから、音楽商品においてとても重要な要素のひとつに違いないのが「ジャケット」です。

さすがにヒプノシスの名前くらいは知っていたものの、原子心母の隣に並べた3作品も、そのヒプノシスの中心人物だった、Storm Thorgerson が手がけたものだったのですね。
言われてみると、このシュールさ、そして謎掛けのような場面は確かに共通性が窺えます。
Pink Floyd は相当数の作品のジャケットがこの方、Muse は Absolution のジャケも Storm Thorgerson の手によるものです。
上記以外で有名なのは The Cranberries "Bury the Hatchet"(これも見れば見覚えあるはず)、The Mars Volta "De-Loused in the Comatorium"(これもインパクト大)など。
yourcodenameis: milo のEPは実は店頭で見てジャケがとても印象的でジャケ買いしそうになった一枚笑
ただ、音的には私にとってはうるさすぎるのでスルーしたけどネ。

そして、Mew の、グロい・・・、としか思えなかったあのジャケが、まさか Vespertine と同じディレクター(M/M)によるものだったなんて。
そう言われてみると、白鳥の筆致と Mew のフォントのイメージが似てるかも・・・なんとなく。
Mew ジャケのグロさは世界共通認識。アメリカ人も This is grotesque! と叫んでいます・・・
ちなみに、M/M(パリの2人組)はここ最近の Bjork のアートディレクションを一手に引き受けているという、Bjork お墨付きのデザイナーなのです。
と思って見ても、やっぱり Mew のジャケはグロい。


Pen 3月1日号

雑誌Penの最新号(3月1日号)。
特集は "ロックのデザイン"。
というのが、上記のネタ元でしたー。
まだ全部読めてないけど、他の有名なCDジャケットを手がけてるグラフィック・デザイナーや新鋭PVディレクター、ミュージシャンと関係の深いフォトグラファーなど紹介されております。

ヴィジュアルにミュージシャン自身が拘っている例として5組のミュージシャン/アーティストが紹介されているんだけど、Beck、Bjork、Pet Shop Boys、Franz Ferdinand という並みいる強豪を抑え、デンマークの Kashmir が見開きページで紹介されています!

ということで、Penの回し者じゃないけど、提灯持ちエントリー書いちゃいました。