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2007年05月09日

●よみがえる合唱の思ひ出。

The 25 Most Exquisitely Sad Songs in the Whole World というランキングをココでやっているのを見た。
ほとんどが知らない曲だったり、泣きポイントが書いてあっても英語だったりであんまり実感が沸かなかった。
だから、何か悲しい曲ってあったかなーって考えてみました。

思い出しました。

悲しいっていうか、強烈っていうか、インパクトがすごいというか。
歌謡曲じゃなくて合唱曲です。

合唱組曲「チコタン〜ぼくのおよめさん〜」てご存知ですか?
対象年齢は多分、小学生。高学年くらいかな。私もこれ歌ったのは6年生時分だったと思う。
蓬莱泰三作詞、南安雄作曲。
歌詞は全部関西弁。なので全国区の曲じゃないのかも?(とはいえ、私は横浜市の小学校で歌いましたが)
1番から5番まででのドラマティックな(ジェットコースター的)物語の展開、救いが無い、どん底につきおとされそのまま放置されるような幕切れ、最後の叫び。
どこをとっても小学生向けじゃなく、トラウマソングと名高い曲です。
一度聞いたらちょっとやそっとじゃ忘れない歌詞はこんな感じ。

>> http://www.hcn.zaq.ne.jp/luckhill/chikotan.html

ちなみに、合唱曲としての単純な難易度も高めです。拍子取るの難しいし、展開もドラスティック。
一部では「プログレっぽい」という評価もあるらしい!言われてみればそうかも。
そんなチコタンはYouTubeで5番まで聞けます。レコードと後ろの歌詞絵本がまたなんとも。。。

1.なんでかな?
2.プロポーズ
3.ほっといてんか
4.こんやく
5.だれや!?

で、今回歌詞とか探してて、この同じ作詞 蓬莱泰三、作曲 南安雄のコンビによる、より衝撃的で救済措置ゼロで後味悪くて泣けてよりトラウマになりそうな曲があるということを知った。

「日曜日〜ひとりぼっちの祈り〜」

という曲です。
祈り、なんてセンチメンタルっぽいけど、そーーんな生易しいもんじゃございません。
これも間違いなく児童用合唱曲なのに何だこの歌詞は。。。
心に響く、なんてもんじゃない。心を絞られるような、そんな気になる。
これも交通事故を題材にしているんですが、、、単なる悲しみを取り上げているんじゃないんです。
子供が背負った・・・いや、背負わされた苦悩と重荷と、そして深い悲しみ。
この子が心から笑える日はやってくるのだろうか、とまで思ってしまう。
ヤバイ。まじで泣けてきた。。。

歌詞、これです。。。

これを本当に小学生の時に歌わされた子供はいるのだろうか。
重い。重いよ・・・
この並々ならぬ訴求力は子供の視点から描かれているということも起因しているとはいえ、描写も説得力があって、リアル、なんだよね。
作詞家の方の何らかの体験に基づいているのでしょうか。

悲惨な交通事故が頻発する今においてはより一層身に迫る曲です。

コメント

これはすごい…。

すごいってレベルを超えてる気がします、これ。
壮絶。

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