●インランド・エンパイア
原題:INLAND EMPIRE
監督/脚本:デヴィッド・リンチ
出演:ローラ・ダーン 、ジェレミー・アイアンズ 、ハリー・ディーン・スタントン 、ジャスティン・セロー 、カロリーナ・グルシュカ 他
オフィシャルサイト:http://www.inlandempire.jp/
2006年/アメリカ/ポーランド/フランス/180分
見に行ってしまいました。とりたててリンチ・フリークというわけでもないのに。
3時間のリンチ・ワールド。
すんません、私にはワケワカメでした。。。
なんか、ちょっとわかりそうな気がしないでもないけど、やっぱりわからない。
「難解」ってんじゃなくて、単純にわからない。
ストーリーがないわけではない、と思う。
てか、進行する物語(存在する世界)は多い。
それがやっぱり(というか当たり前だろうけど)全くパラレルで交わりなしというわけではない。
しかし、具体的なつながりがいまひとつ掴めない。
自分はどうしても、その複数の物語に基準となる核となる世界(いうなればその作品の中においての現実)を探そうとしてしまうんだけど、正直、この作品においてのそれも掴めない。。。
おまけに時間軸もなにがなんだか。
わからなすぎて、つまらないとかおもしろいとか、そういう感想を超越してた。
断片が浮かんでは消え、浮かんでは消えながらもループする「悪い夢」を観ているような作品だった。
この映画、サンシャイン以上にアップが多かったなあ。
ホラーとかスリラーの手法なのかね??
あと、最初ピントがずれてぼやけてる画から始まるのが多くて、結構疲れる(苦笑)
赤いカーテン、リンチだーって感じ。久々にリンチ作品見たから赤いカーテンに感無量(笑)
しかし、あのウサギ人間たちは、存在する複数の世界の中で飛び抜けてわからなかった!
どういうタイミングでウサギ人間出てきてたっけ?
ああああ、もう一度見に行くしか確かめる術はないのか!?(でも、きっと無理)
これ見てる間に地震の揺れを感じてちょっと怖かった。。。