●Susanna and The Magical Orchestra / "List of Lights and Buoys"
Susanna and The Magical Orchestra / "List of Lights and Buoys" (Rune Grammofon)
主に、海外のサイトで絶賛されているのを見て、最初興味を持ちました。
この Rune Grammofon というレーベルは、今年になって大分流通するようになってきたレーベルらしく(かなりあやふやな知識です・・・)、レーベル自体も方々で "素晴らしいレーベル" と大分褒めちぎられてたので、興味が見る間に当社比2倍。
ふと行った、HMV渋谷でも試聴機入りしているのを発見するものの、2400円は高いよ・・・と思い断念。しかし、ラフトレのチャートにまで顔を出す、幅広いウケっぷりにやっぱりきちんと聞いてみたくなって Amazon で購入しました。
Susanna Wallumrod の静かで繊細だけど、どこか力強さも秘めたような・・・とても「女性らしい」と、そう感じる歌声でした。
そしてその歌声の後ろに聞こえる温かみのあるちょっとくぐもったプリペアドっぽいピアノの音、電子音、ギター、ビブラフォンにハルモニウム。とてもシンプルだけど、歌がすんなりと入ってくるような、そんな絶妙な組み合わせ。
深々と心に降り積もるような曲が多い中、たまに混じる鬱屈としたサウンドまで印象的。
ジャズを基調にしたレーベルなのでジャズよりかと勝手に思ってましたが、ジャンル関係なしに「うた」が聞ける1枚です。
2曲目の 'Jolene' (カバー曲ですが)の切々とした歌がなんとも心に沁みます。
この歌声で "Jolene, Jolen, Jolene, Jolene I begging of you please don't take my man..." なんて歌われたら、こっちがしんみり泣けてきちゃいますね。
今、ちょうど White Stripes がカバーしてるのが音楽チャンネルで流れてるけど、それとはかなり印象違うかな。
Susanna and The Magical Orchestra は Vo. の Susanna Wallumrod 嬢と Morten Qvenlid。それにサポートで Andreas Mjos。
プロデュースは前述の Andreas Mjos + Deathprod。
女性ボーカルはあまり聞かないのですが、このアルバムはとても好きです。
来日公演を見逃したのが悔しくて悔しくて・・・(涙)