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2006年04月18日

●ミュージックビデオ・フェスティバル「ミラーボール」

行ってきました。@六本木SuperDelux。
エディンバラ国際映画祭の中のプログラムの一つが昨年10周年を迎え、先の週末が2回目の日本への遠征開催でした。
私が見たのはこの中の「Animation」のプログラムです。

上映作品リストはオフィシャルHPをご参照ください(LINK)。

Beck の "E-Pro" と・・・そうねえ、Coldcut に Cribs あたりはスカパあたり見てれば見掛けることもありそうだけど、他は PC 以外では中々お目にかかる機会がなさそうでしょ?
SuperDelux の 壁使った大画面で見れて(もちろんクラブですから音も、ね)ワタクシ、満足でした。
ちなみに、Plaid はリストにあるけど流れてないハズ。
更にちなみに、Warp のアーティストのが多いのは、Warp ってイギリスのクリエイティヴ・レヴューという雑誌と共同でコンペとか開催したりして若手の発掘に貢献しているかららしい。(HPにも書いてあるけど)
更に更にちなみに、オフィシャルの "Animation" のページに貼ってあるサムネイルは

(上左から)Beck / "E-Pro"、Motor / "Din 10"、Devendra Banhart / "Ribbon"
(下左から)Emiliana Torrini / "Sunny Road"、Aberfeldy / "Love Is an Arrow"、Subtle / "Swanmeat"

です。

私が一番気に入ったビデオはサムネイルにもある Motor の "Din 10"。
あのイラストの顔のパラパラ漫画みたいなものなんだけど、音楽というか音とのシンクロ率がめちゃくちゃ高くて、知らず、耳は音に目は映像に釘付けって感じ。巧い。
監督は Clemens Habicht という人。イラストレーターでもあるようだ。オフィシャルはコチラ
ああ、プログラムのオープニング映像もイイな、と思ってたんだけど、それもこの方の作品なのね。
音を絵と動きで現すのが上手いのかなあ。このシンクロが気持ちいい。
あらま、Triosk の "Moment Return" のジャケもこの人か!!

もひとつ、なんか頭から離れないのが Mira Calix の "Umbra/Penumbra"。監督は Liam O で、Warp/Creative Review のコンペで勝ち残った作品。
ストーリーとかオチが全くわからんのだけど、全体に漂う摩訶不思議な不気味さや、音に呼応した奇妙な生き物の動きやカメラワーク、それに光が印象深い。

Warp/Creative Review のコンペ作品は BBC でも見れるみたい。Jimmy Edgar や Gravenhurst のビデオ見れます。

Colleen の "The Happy Sea" のビデオも女性らしい万華鏡のような繊細な映像でステキでした。