●直島&高松(2)
起床後、テラス・レストランまで朝ごはんを食べに行く。
朝食はビュッフェでした。タマゴ大好きなので、スクランブルエッグにオムレツにとタマゴ三昧。
納豆ごはんもグラノーラもいただきました。
食べすぎ?
食後は、敷地内に点在する作品を散歩しつつ鑑賞。
ポツンとでもどっしりと海を見つめる南瓜がやはりお気に入り。
散歩中に一番気に入ったのは桟橋。
滅法風が強くて、吹き飛ばされそうになりつつも、ひらけた海を見ていると不思議と気持ちが落ち着くのね。
この桟橋の右手の岩場(オカメの鼻というらしい)には、杉本博司氏のTime Exposedが掲げてあるのだけど、こちらは今は会期から外れている(2/24から再開です)『直島スタンダード2』用の作品なので鑑賞ならず。
そいえば、『直島スタンダード2』の参加アーティストってデヴィッド・シルヴィアンも名を連ねてるのよね。
昨年の会期中に行った方のレポートなどを拝見するに、サウンドインスタレーションでiPod貸し出しという形をとっているようです。ちぇっ、聴きたかったなあ。
部屋に戻ってからチェックアウトまでの30分で再び、OVAL棟へ。
ミュージアムからOVALへは実は乗り物に乗っていきます(歩いても行けるけど)。
その乗り物がコレ。
なんだかどこかの不可能犯罪推理小説(こんな建物だし、綾辻とか)か金田一少年かコナン君に出てきそうなんだよねー。
しかし、あの急勾配を登っていく暖房完備の頼もしい乗り物なのです。
さて、OVALは夜と昼ではまた印象が違いました。
夜はミステリアスな雰囲気だったけど、陽の光の下ではブルーが鮮やかで清々しい。
変わらず風が強く、鏡のような水面は拝めませんでしたが、最後に見に行ってよかった!
■地中美術館
チェックアウトを済ませ、地中美術館へ。
作品数は少ないです。美術館のHP見ればわかりますけど、4つだけです。
こちらは箱である美術館自体が作品であるわけですが、それをモネの部屋で強烈に感じました。
まず、モネの部屋は入るのに靴を脱ぎます。そして置いてあるスリッパを履きます。
安藤建築っていったら、お決まりのコンクリートむき出し。
入り口を通ると、薄暗いエントランスホール、そしてその向こう側には光溢れる空間が垣間見え、その中央に『睡蓮』が・・・
真っ白い空間に自然光(間接)を受け、厳かに佇む貴婦人のようでした。
ネタバレ気味に書いちゃったかもしれませんが、あれは実際に見ればまた感動できると思います。
そういえば、今度、国立新美術館でモネの大回顧展が開催予定ですね。
かなりの数の作品が集まるようなので今から楽しみです。
地中美術館を堪能した後は、またミュージアム棟に戻って、こちらの展示作品を最後に鑑賞。
ワタシのお目当てはなんといっても、『海景』です。
直角になったテラスにそれは展示されています。
そしてちょうど角の部分が開いていて海が見えるのです。
その角をなす両側の壁にずらりと『海景』の作品群が飾ってあります。
私は背が低いので、ちょっと厳しかったんだけど、テラスの階段を登ってある程度後ろに下がると・・・そのポイントに巡り合えます。
すべてが繋がる瞬間。現実の水平線と写真の中の水平線が同じ高さになるのです。
やっぱり感激でしたね。
これを目撃したいがために来たってのが大きかったですから。
これも、ここだから出来る見せ方のような気がしました。
■高松
さて、またのんびりフェリーに乗船です。
1時間、ソファで爆睡でした。
高松に着いたのが・・・3時半とかだったかなあ?
とりあえずゴハンだ。高松なら取りあえずうどんだってことで、うどんやをガイドブックで探す。
しかし、ここで落とし穴が!
事前においしいと評判のお店を調べてきたんだけど、どれも3時ごろには店じまい。
そして日曜日は休みのところが多い!
今日は土曜日、今3時半。
アウトじゃん。ちーん・・・。
ですが、開いているお店がないわけじゃないので、それをどうにか探してなんとかうどん!!
釜玉うどんです。
食後は市役所のすぐお隣にある、菓子工房ルーヴへ。
行きしな、巨大なタヌキ像「ハゲさん」に遭遇。。。
ルーヴはTVチャンピオンで2連覇したパティシエさんのお店で、名物は和三盆(香川や徳島の名産です)を使ったロールケーキ、その名も和三盆ロールなんだけど、人気商品なだけあって、既に本日分完売。
代わりにっていうか、実は元々こっちが目当てだったんだけど、さぬきかすてらとクッキーとみろくプリンを購入。満足。
この日の宿は、高松中心部からは離れたところだったので、一度チェックインしに行き、夕飯で再び高松市街へ。
お邪魔したのは「まいまい亭」。
讃岐料理研究家のご主人による郷土料理のお店。
高松へ行って、地の物食べたくなったらぜひ!!
全部美味しかったんだけど、特に感激したのが、一番左の写真に写っている「あまごのひらら煮」。
甘露煮です。とてもやさしい甘みが口に広がります。
日本人でよかった・・・って思ったよ!
形はちゃんとしているけど、とても柔らかく煮込まれているので、頭も骨も丸ごといただけてしまうのです。(ちなみに夏場はあまごではなく鮎になるそうです。)
その後の精進煮込みもあなごせいろめしも、全部美味しかったです。
ランチもやっているようです。おすすめです!
お腹も大満足で宿に戻る。
デザートはお昼に買ったプリンを部屋で(笑)
もちろん美味しかったです。
■最終日
うどん再び。
高松から車で一時間。
こんぴらさんを素通りして、ここはドコ?みたいなところにあるうどん屋へ。
周り何もない。駅を目印に行ったら、あやうく見落としそうなくらいに小さい駅だった。
そのお店の名前は「やまうちうどん」。
同行者が選んでくれたお店ですが、有名なお店のようです。
わざわざこのために来るしかないようなところにあるのに、朝9時半からお客がひっきりなしにやってきて、満席が続いている状態。
びっくりです。
ちなみに、私たちは開店直後の9時10分くらいに到着だったんだけど、すでに何組もお客さんいたもんなあ。
いただいたのは「あつあつ大」(250円)と「ゲソ天」。
てんぷらはカウンターに多種てんこ盛りになってます。
あつあつっていうのはうどんもダシも熱いっていう意味。他に「ひやひや」と「ひやあつ」。
てんぷらはすぐに胃もたれして得意じゃないんだけど、不思議なことにこのてんぷら大きかったにも関わらず平気だった。美味しかった。
うどんを外で食べることはあまりしたことがないんだけど、少なくとも家で普段食べるうどんより、コシがあって美味しかったです!
この後は高松の老舗和菓子店「三友堂」で三盆糖買ったり、近くの高松三越覗いたりとお土産探しでほぼ時間切れ。
最後に北浜alleyで一休みして高松を後にしました。
なんだかアートよりも食べ物の比重が大きかったような?
私の旅はいつもこんな調子だなあ(苦笑)
■おまけのDATA BASE
>> 四国写真集@Flickr
>> ベネッセアートサイト直島
>> 地中美術館
>> うどん棒本店@ぐるなび
>> やまうち@Yahoo!グルメ
>> まいまい亭@Yahoo!グルメ
>> 菓子工房ルーヴ
>> 三友堂@高松タウン