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2007年10月01日

●Boy Is Fiction :: Boy Is Fiction

bifcover.jpg

先々週にオーダー出し、先週末に届いて以来お気に入りの Boy Is Fiction のセルフタイトルデビューアルバム。

>> http://www.myspace.com/boyisfiction

リリースは UK の List Records というところ。
新しいレーベルで、レーベルとしてのデビュー作品でもあります。
アーティストについてはオーストラリアの人ってこと意外あまり知らない。。。リリース元も新興レーベルだしデータがあまりないのよね。

憂いを帯びつつも透明感のある綺麗なピアノやKeyの調べと、インダストリアルな響きのあるリバーヴのかかったギターやドラムマシーンのビート、サンプルが寄り添い、有機と無機が絶妙にブレンドされたいかにもワタクシ好みの作品。
ジャンルとしては IDM/Electronica なのかな?
テンポはとても穏やかで(後半の数曲はアグレッシブなものも有。これはこれでとてもクール)アンビエントな響きも多分に持ち合わせていますので、この辺りを広く好まれる方はぜひ Myspace で試聴してみてください!

とにかくこのピアノの旋律はピアノ好きの方、一聴の価値ありと思います。
物悲しげな余韻が湛えるメランコリーは今の季節にぴったり(笑/クサイ台詞だ)

2007年07月06日

●Port Blue

んと、私の Last.fm の直近6ヶ月もっとも再生回数の多かったアーティストが Port Blue だったと、2つ前のエントリーで書きました。
その中で、Myspace のページから DL リンクが消えてるって書いたんだけど(追記:リンクがなくなってたって書いたつもりが書いてなかった!?)、リンク先のページ自体はまだ残っていたので、もし興味のある方がいらっしゃったら、ぜひ下記のリンクから作品を DL してみてください!

>> Port Blue -The Airship (←一番よく聴く。最後の曲大好き。)
"The Airship" はコチラで購入可能。
【12/16追記】LINUS RECORDS さんにCD-Rが入荷したようです。

>> Port Blue - Arctic

>> Port Blue - Albatross EP(←CDにてリリース予定)

綺麗なピアノをメインに据え、ストリングスなども取り入れつつ、柔らかいビートサウンドもあわせたオーケストラルなサウンドが素敵な好作品です。
毎回、具体的なイメージを曲へと転換しながら作っているようで、上記の作品もタイトルをキーにしたイメージアルバムという作り。その通り、Port Blue の作品はどれも映像的な響きを持っていると思います。
ピアノ好きの方にはぜひ聴いていただきたい。
ピアノがメインなエレクトロニカや、アンビエント寄りの部屋のBGMになりそうなエレクトロニカがお好みの方にもぜひ。
MyspaceVirb.com で聞ける曲もとても素敵で次のリリースを心待ちにしているアーティストの一人です。

* DL されるファイルのフォーマットは .rar です。Lhaplus とかで解凍できます。

2007年02月12日

●Union Of Knives : "Violence & Birdsong"

ノドが痛い。。。
風邪か?風邪なのか??
ストレスからか、先週から発疹が出たり、踏んだり蹴ったり。
そのストレス発散も兼ねて行ったタワレコで買った1枚。

Violence & Birdsong
Violence & Birdsong
Union Of Knives

KID A的 Radiohead×Massive Attackっていう、いかにも的なコピーがついていた Union Of Knives のアルバムを買ったら、見事にドツボ。
グラスゴーベースのスリーピースのエレクトロ・ロック。
昨年8月リリースのこれがデビューアルバムです。

ダークでどこか退廃的な雰囲気が漂うところは、音的に似ているというほどではないものの、MUSEの方を髣髴とさせる気がします。
ブレス混じりのハイトーンな男性Vo.に時折効果的に挿入される女性Vo.が艶かしさを増幅させ、その女性Vo.も交えたシンセティックなハーモニーがまた印象的。
(実際にはメンバー3人のうち2人がフロントマンの役割だそう。もう一人はちょっとキー低め)

エレクトロかつキーが激しく飛ぶことはあまりないので、全体的には高すぎず低すぎずといった、言ってみれば淡々としたテンションですが、曲によってはかなりヘヴィーでドライヴ感のあるサウンドを聞かせてくれますし(Opposite Direction, Operated On)、メロもキャッチーかつ滑らか(Evil Has Never, Taste For Harmony, Lick Black Gold)。

新人においては、ビートや勢い重視のアーティストが多い最近のUKシーンの中では、個人的には貴重なタイプの新人さんで嬉しいです。

これは蛇足ですが、今、テート・モダンで展示しているアート作品に、その作品からインスパイアされる楽曲をミュージシャンに委嘱して作ってもらい、作品の場所にヘッドフォンを設置しその曲とともに作品を鑑賞する、という試み "Tate Tracks" が開催中です。
The Chemical Brothers、グレアム・コクソン、Klaxsonsなどのミュージシャンに混じって、Union Of Knivesも楽曲を提供し、今月1日からテート・モダンでの公開が始まったとのこと。

それにしても、こういう鳥が羽ばたいているイメージを使うアーティストは自分の好みなことが多いですね(笑)

Official:: http://www.unionofknives.com/
Myspace:: http://www.myspace.com/unionofknives

2006年11月19日

●Damien Rice : "9"

9
9
Damien Rice


じょびじょぶぅわぁぁぁぁ〜(涙が)

Amazon高いから店頭で買ったほうがいいと思う。
少なくともタ×▲コでは 1,943円だった。

"printed on eco-friendly paper"ってジャケ裏に書いてあるのがさりげなく嬉しかったりする私は、まぁ、バカなんだと思います。

タ×▲コは21日からWポイントだって。ガチャピン×タ×▲コのストラップが欲しい!
って伏字にする意味はあまりないな。。。
>> ガチャピン日記
タワーレコードでボクと握手!できるかは、知らない。。。

2006年11月18日

●The Blow : "Paper Television"

Paper Television
Paper Television
The Blow


Khaela Maricich嬢 と YACHT こと Jona Bechtolt(デヴェンドラのドラマーらしい)のディスコパンク風味エレポップデュオ。
チープでキッチュでヒネクレたエレポップ好きにはオススメー。

YACHT が作り出す徹底的にスカスカでチープなピコピコサウンド(褒めてる)と個人的には Dusty Springfield まで思い出してしまったくらいに基本的にはソウルフルな艶声の Khaelaさん(カエラじゃん)のヴォーカル。
このなんとなくミスマッチっぽくベストマッチな組み合わせがツボです。
(おまけに顔にペイントまでしているやりたい放題加減がまたステキです)

1曲目の "Pile of Gold" なんて明らかに The Knack の My Sharona のギターが・・・(笑)
アルバムの曲は、大体1曲3分くらいで全10曲トータルランタイム30分。
あっという間に終わる気がするけど、このくらいが飽きが来にくくちょうどイイ塩梅。
1枚の作品としてのバランスは最高だと。

ちなみにリリースレーベルは K (US) と Tomlab (EU)。
音聞くのが一番ですからね!少しでも興味もったなら、MySpaceへGO!!
eco.的にはかーなーりハマってますよ。

↓は雑誌の FADER のイベント(CMJ Music Marathon の一部だったかな?)時の映像。(曲は "True Affection")

(一部 RSS リーダー上では表示されません)

2006年11月14日

●Electric Penguins : "Goodbye From Electric Penguins"


Electric Penguins / "Goodbye From Electric Penguins" (Psychonavigation) (2006)

アイルランドはダブリンのトリオ Electric Penguins のデビュー盤。
レーベルは地元ダブリンの Psychonavigation
おもわず顔がほころぶ、エレクトロポップな曲たちがつまったとっても素敵な1枚。

どこか懐かしい気持ちにさせてくれるのは、彼らが使用している機材のほとんどが1970年代製造のムーグシンセやメロトロンなんかで占められているからかな?
加えてボコーダーがかかっているボーカルも懐かしさの源かも。
でも、単なるレトロポップじゃありませんよ。
70年代の音の土台に自分達の音楽センスを注いで見事に作り上げられてる。
さすがに凝ったところはあまりないけれど、エレクトリック/アコースティックギターやピアノなどもふんだんに使われているし、なによりこのメランコリックなメロディが秀逸。
特にアルバムのラスト "Too Far" の優しく包み込む叙情的なメロディは間違いなく心のやらかいところをくすぐってくれるんじゃないかな。

MySpace で前述の "Too Far" 含めアルバムから4曲聞くことができます。
"Transatlantic (Part 1)"、"Lonnie" もぜひ聞いてみてください!ホントに素敵なの。
MySpaceに転載されているレビューにもあるけど、Morr MusicやPostal Service好きな方に特に試してもらいたいです!

蛇足だけど、MySpaceのInfluencesの欄に "Phil Lynott" があってちょっとニヤリ。
さすがアイルランドの英雄だね。


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2006年11月05日

●Howling Bells: "Howling Bells"

Howling Bells
Howling Bells / Howling Bells

オーストラリア出身の4ピースバンド。(現在の活動拠点はロンドン)
サウンドはもちろんですが、珍しく女性ボーカル/ギターの声に惚れました。
全体的にスロウで憂鬱な雰囲気のギターサウンドにのる、アンニュイなファルセットボイスはとても艶っぽい。
艶っぽいと言っても単に綺麗な声というのではなく、煙ったバーが似合いそうな妖しさそして確固たる存在感。
そのせいか、ゴシックという形容詞が冠されることもしばしば。
個人的にはブルージーとかフォーキーっていうのも感じたかな。
Mazzy Starなどがよく引き合いに出されます。
プロデューサーはKen Nelson(Coldplay等)、レーベルはBella Union
ちなみにシングルにもなったSetting SunはUlrich SchnaussがRemixをしたみたいで彼のMySpaceで試聴可能。

http://www.howlingbells.com/
http://www.myspace.com/howlingbells

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Amazon.co.jp アフィリエイトのインスタントストアっていうの作ってみました。
Howling Bellsも含めて8枚選んでみてます。
ジャンルがコンテンポラリージャズ/音響ジャズに偏りました(苦笑)が、時間あったらみてやってくださいまし。
>> I Think So 思う。的好盤礼賛@Amazon.co.jpインスタントストア

2006年10月25日

●Julian Fane : "OUR NEW QUARTERS"


Julian Fane - OUR NEW QUARTERS

いつの間にか Julian Fane の新譜が出てた・・・
そりゃあ、Special Forces から2年も経ってりゃ出るよね、新譜。
Planet Muって普段全然視界に入ってこないレーベルなのです。

これ密林で出てこないんですよね。JPでもUKでもUSでも。
(当初10月リリース予定で、この時 Bleep.com で MP3 が買えたのですが、それは Bleep.com のフライング販売だったようです。その後リリースが12月にずれ、現段階では2007年2月12日になってます)

新譜 "OUR NEW QUARTERS" から The Moon Is Gone は Myspace で試聴可能。
この曲はMewを彷彿とさせます。

今回、前作に比べ、ビートが強くなってたり、ギターやピアノなど個々の音が前面に出てきてる。
神経質でか細いヴォーカルは変わらずで引き続きスペーシーな音を聞かせてくれてますが、音に厚みが出た分、儚さよりもエモーショナルな部分が多いです。
オーケストラルな印象は薄れたかもしれないけど、代わりにダークでアグレッシヴなところが強調されて新たなJulian Faneワールド展開ってところかな。
ヴォーカルと音とのギャップが印象的。
やっぱり秋冬な1枚ですね。

そいえば、いつの間にか Home Video の新譜ってかファーストアルバムも出てたんですよ!!
これはちゃんとCDで買った。これもRadiohead的(苦笑)

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