2007年07月22日

●活字中毒復活

最近更新がスローペースです。
というのも、読書にハマっているからです。
今までの人生を総合的に鑑みると、読書好き、と言って構わないと思うのですが、ここ数年は本屋で買うのはもっぱら雑誌で、小説からは大分遠ざかっていました。
ところが、何がスイッチを入れる原動力となったのかわからないんだけど、6月頃からメラメラと燃え上がる読書熱!!
大きめの本屋の新刊コーナーに立ち寄ってはハードカバーの小説をいっぺんに2、3冊でお会計4千円でーす!みたいなこともしばしば。
そんなこんなで、ここのところCDの代わりに本買い漁り、ネットサーフィンの代わりに本を読む、という状況。

デヴィッド・ミッチェルの『ナンバー9ドリーム』。
彼の作品の初邦訳ですね。
かねてから読みたいと思っていた作家で、実は洋書で数年前に上記の "Number9 Dream" と "Cloud Atlas" を買っていたんだけど、頭10ページも読み進めされず挫折してました。
そんな中の邦訳出版!(実は今年1月くらいの出版で、6月になって出ていたことを知った・・・)
いやー、やっぱ面白かったです。
なんだろ、テンポがいいんですよねー。9つの章がそれぞれことなったテイストの文体で書かれているところも読者をグイグイ引っ張る要因かなあ。
名前の通り、イギリスの作家さんなのですが、日本に8年ほど住んでいたことがあり、この『ナンバー9ドリーム』の舞台はすべて日本(東京とあと屋久島)。
主人公ももちろん日本人。
新宿の描写とか、読んでるとイギリス人が書いてるとは思えないくらいリアルでした。
大体550ページとかなり厚みのある本だけど、面白いのでぜひ。

日本の作家さんだと、最近のお気に入りは小路幸也さんかな。
バンドワゴンバンドワゴンの続編東京公園読みました、次は HEARTBEAT が控えています。
バンドワゴンは昔なつかしのホームドラマへのオマージュっぽい作品だけに、今後、ドラマ化とかされるかしら?というところも気になる。
東京公園はちょうど今日読み終わったんだけど、これもよいお話でした。
バンドワゴンは賑やかしいお話なんだけど、こちらは緩やかな、割と淡々とした調子なのですが、心にフワリと優しい気持ちを連れてきてくれる、そんな青春小説。

さて、気付けば・・・もう、フジロック。
週間天気予報なんてアテになりゃしないだろうけど、金曜あたりから毎日チェックしてます。
まずまずな感じじゃない?もちろん、アテにはならないんだろうけどねー。
でも、まずまずだなって思える方が気分も盛り上がるというものですよ。
楽しく色々な人と乾杯したいなー。
特に目立つ風貌でも、ましてや目印つけて苗場に赴くわけではございませんが、あれだけ大勢の人が集まる年に一度の一大音楽イベント、今までお会いしたことのない方にも会ってみたいな、なんて思ってたりします。
ちなみに、ワタクシ、今年も前夜祭から参加予定です。
ただ、花火とかは間に合わなさそう。残念。

2007年07月18日

●ロクなもんじゃねぇ

昨日、対ポンド円相場が16年ぶりの1ポンド=250円突破。。。
(ちなみに今現在は250円を微かに割ってる)

ちなみに1ユーロは168円。

ああ、なんという。。。
おーまいごっど!と叫んで頭抱えたい。
海外CD通販好きにはとても生きにくい状況です。
欲しいCDに関してはなるべく円に換算しないで勢いで買うようにしてます。
そうでもしないと怯んじゃうから苦笑

ちなみに勢いにまかせて買った At The Close of Every Day のリミクス盤(From和蘭)は後々円換算してみたら、ななななんと!4,300円(送料込)でした。あひゃー。

つーかさぁ、つくづく外貨預金をユーロでやっときゃよかったって後悔先に立たずな今日この頃です。

2007年07月03日

●上半期終了ー

おぁっというまに2007年前半終了。

いやはや。。。早いですね。

仮にも一応、音楽ブログを標榜しているのなら、ここでひとつ、上半期ベストー!
とやるのが筋なのでしょうが、ベスト選出とはほぼ無縁の音楽ブログ生活を
旧ブログ通じて送っておりますのでご了承下さいませ。

リンク先の皆様の素敵ベスト選出を心待ちにしている今日この頃です。
そしてそれを参考にお買い物いたします。

ちなみに、Last.fm によりますれば、私の過去6ヶ月の再生回数TOP5は以下のようです

1. Port blue
2. Travis
3. Bill Evans Trio
4. Grails
5. Caspian

Port blue かー。
この半年はフリーDLリリースの作品に個人的ヒットが多かったです。
Port blue(Piano/Ambient/Electronica)、nest(Piano/Post Classical)、Bluebridge Quartet(Post Jazz/Post Rock)、worriedaboutsatan(Post Rock/Electronica)、あ、Celer(Experimental) もフリーだな。
Port blue はほんとにいっぱい聞きました。ほんとにお気に入りです。
綺麗で情感豊かなピアノの調べと、やわらかなビートがとても身体になじむのです。

Travis は新譜すごーく良かったですね!
3位は、、、ほぼ Portrait In Jazz のみでランクインかと。枯葉がねー、良いんですよー。
スウィングという言葉をこの演奏聴いて初めて実感できた次第です。

Caspian よりも Grails が上行ったのは多分、リリース数の差ですな。
Burden of Hope、Black Tar Prophecies Vols. 1, 2 & 3 に新譜の Burning Off Impurities お気に入りです。
Caspian は言わずもがなで期待通りのアルバムを届けてくれました。来日してくれないかなー。
This Will Destroy You と来てくれたらなどと現在妄想中。TWDY のアルバムリリースは結局、夏〜秋?

で、アー写で This Will Destroy You の Tシャツを着ている Lymbyc Systym を日曜に O-nest で見てまいりました。シビレました。演奏力が高いっていうのが、どれほどまでに客を耳を惹きつけるのか、という事実をかみ締めた一夜でございました。
(Lymbyc Systym見たらThe Duoが見たくなった!生My Pet Goatいつになったら体感できるの〜)
aus のライブはじめてみましたけど、こちらもとても素敵でした!また見る機会あるかな。前方皆体育座りなのが衝撃でしたw

で、そのライブ前に Ulrichさん新譜購入したけど、聴く時間なくて Shine だけ今朝聞いた。
この曲はなんか Longview を Ulrichさんがリミクスしました風に聞こえる(実際はRobとの共作)。Longview のライブで Shine は演奏してるらすぃ。
Logh の新譜、地味によい。
単にシンプル、というのではなく、澄んだ歌と衒いのないアンサンブル。地味目ながら良盤です。
Kettel、買ったけど、未開封放置はいってマス。。。
pg.lost のEPが昨日スウェより届きました。今朝の身支度BGMでした。
Editors が全英1位獲ったので、やはり買わねばと思ったけども、買うのはもう少し経ってから。。。

先日、逝ってしまわれた SHURE E3c の後釜を購入しました。
今回ちょっとケチって ER-6i。それでも十分高いヤツなんだけど。。。
エージングとかそういう面倒なことはしてないんだけど、やっぱよく言われてるように低音が弱い気がする。
なので、iPod のイコライザーで Bass Boost かけるんだけど、それやるとモノによってはベース音が割れるの。。。
でも、私にとって重要なのって「音漏れしないこと」なので、その点では非常に優秀で満足だ!

2007年06月24日

●ゾディアック

原題:ZODIAC
監督:デヴィッド・フィンチャー
製作総指揮:ルイス・フィリップス
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト
出演:ジェイク・ギレンホール 、マーク・ラファロ 、ロバート・ダウニー・Jr 、アンソニー・エドワーズ 、ブライアン・コックス 、イライアス・コティーズ 、クロエ・セヴィニー 他
オフィシャルサイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/
2006年/アメリカ/157分

なんとも感想の述べにくい。。。
地味、なんですよね、この映画。
もちろん、前半に集中してる殺害シーンなどは、小心なワタクシには、心臓がキリキリするような恐怖と緊張感があります。
特に昼日中ののどかなダム湖畔での殺人のシーンなんて、思わず目を閉じちゃったし。
しかし、全体的には淡々と・・・誰に感情移入するでもなく、一連の事件を時系列にグレイスミス(主人公であり原作本の著者)が知り得た範囲で追っている、そんな感じ。

この事件に深く関わり、その謎を追うことに囚われすぎるあまり身を崩していく関係者っていうのが主人公、同僚の記者、担当の刑事など描かれているけど、個人的にはエルロイの『ブラック・ダリア』に比べるとそこら辺を重視してる感も薄い。(注:映画は未見です。小説の『ブラック・ダリア』と比べての印象)
淡々と事実を映画として再構築して映し出している、よく言われてるように、ドキュメンタリーに近い感覚の映画です。
しかも、2時間37分と長い。
長いけど、後半はグレイスミスの謎解きでテンポが加速するので、思ったよりは全く退屈せずに見れました。
が、やっぱりこういう映画が好きな人向けの映画だと思います。
個人的には・・・うーん、DVDじゃあ、絶対に見てられないだろうし、1300円(前売り料金)くらいなら損したとも思わないので、自分としては満足。ただ、人にはあまりオススメしないか。

実際にそれを体験した人による著書を元にした、実際の事件を描いた映画です。
そして、これが未解決事件であることは広く知られています。
つまりどんでん返しみたいなものはありません。
多分、この辺が犯人ではなかろうか、という提示はあります。
そこに至るまでの過程については、事件のあらましを含め、2時間37分という上映時間を使い、丁寧に描かれていますから、こういったジャーナリスティックな作品を好む人には良いんじゃないでしょうか。
でも、謎な部分は謎なまま終わるけどねー。今後、この謎が解明されることはなさそうだし。
その辺が後味悪いといえば、そうかもしれないけど、未解決だからどうしようもない。けど、やっぱあそこまで肉薄しておいて謎のままって座り悪いなー。

冒頭の花火の空撮、新聞社内のセットなどの70年代的雰囲気、時間の経過を建設中の高層ビルが出来上がっていく様を早回しで表現したり、おっ、と思う演出有。
ジェイク・ギレンホール良かったんだけど、なんかこの人70年代って感じがしないんだ、こざっぱりしてて。(かわいいんだけどねー)映画内では確か10年超時間の流れがあるはずだけど、この人だけ見た目があまり変わらなかったし。
刑事役のマーク・ラファロはすごいよかったね!
ロバート・ダウニーJr.もどんどん酒とドラッグに溺れて落ちぶれていく様を好演しておりました。
超チョイ役でアダム・ゴールドバーグ(何気に好き)出てたり、脇役が豪華でした。

2007年06月23日

●ダイ・ハード4.0

原題:LIVE FREE OR DIE HARD
監督:レン・ワイズマン
製作総指揮:マイケル・フォトレル 、ウィリアム・ウィッシャー
脚本:マーク・ボンバック
出演:ブルース・ウィリス 、ジャスティン・ロング 、ティモシー・オリファント 、クリフ・カーティス 、マギー・Q 他
オフィシャルサイト:http://movies.foxjapan.com/diehard4/
2007年/アメリカ/129分

この映画に関しては、主人公は多分死なないだろうっていう暗黙の了解を持った上で見れるのが小心者のワタシにはいいのだ。
ジョン・マクレーンと言えば、奥さんと別れたとか娘さんとソリあってないとか超アナログとか、割と等身大ヒーロー的な描かれ方が魅力。
今回もまた途中ボヤきまくったり、なんかプチっと切れてたりと人間味あるキャラなのですが・・・
ですが、あまりに人間の域を超えてる頑丈ぶりに途中から思わず笑ってしまうのだw
ヘリをヤツが落としてしまうのはまだしも(あ、このシーンは痛快でよかったね!)、F-35戦闘機(来年実戦配備の最新型戦闘機)に肉弾戦で勝つってアンタ、本当に生身の人間か!?と。
あまりの不死身っぷりに、一部ターミネーター化と今回娘さんが出てくる話のせいか、ジャック・バウアー化が囁かれておりますが、自分は素直に面白かったです。

シリーズ重ねてるだけあって、アクションもえらい派手だ。
交通がマヒした道路で次々とクラッシュしていく車。あれ、一体どれくらいの規模の撮影をしたのだろう。

今作のパートナー、ジャスティン・ロングも今時のパソコンマニアな若者を好演してた。
お互い水と油のような定石な凸凹コンビですが、この映画にはあまり小難しくない、そういう王道がハマる気がする。

やっぱり1作目には敵わないって意見も多数らしいけど、比べようにも、正直もう「1」の内容覚えちゃいないぜ(苦笑)

あ、ラスボスよりも中ボスのマギー・Qがカッコよかったなー。

2007年06月22日

●件名:New Order split: Its official

以下本文:

genuine Vxxxxx&Cxxxxx
You can get it here:http://xxx

Vから始まるのとCから始まるおくすり2種。
検索に拾われるとイヤだから、頭文字だけね。想像に難くないでしょう。

仕事上、英語のスパムメールは毎日大漁なんだけど、さすがにこんな件名で届いてるのはお初。

2007年06月20日

●ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン

あ、あたしのSHUREが・・・

SHURE E3cが・・・

バッグの奥底で逝ってしまわれました・・・

ぽっきりぱっきり折れちゃったよ。

えーーん!

新しいの買うしかないのか。痛い出費だ。。。

2007年06月14日

●きたかー

北海道。

最近まで、本州と四国以外は行ったことなかったのが、
去年、沖縄本島/与那国(日本最西端)/石垣と踏破。今年、四国(香川)上陸も果たす。
そんな今、日本国内未踏の地といえば、そう、北海道。
(ほんとは、飛行機内カンヅメの状態で新千歳空港に1時間半ほどいたことはある。給油のための緊急着陸ってヤツだった)

そんな北国北海道で来年秋からIC乗車券「Kitaca」のサービスが前倒しで開始。

スイカ(JR東)、イコカ(JR西)、ピタパ(関西私鉄系)、パスモ(関東私鉄・バス)でキタカ。

来たかw

でね、そのKitacaのキャラがエゾモモンガなんだけど、それがかわいいの。
このゆるさがたまらん。
ももんがっていうか、凧か、風に飛ぶビニール袋かってくらいの緊張感のなさ。
ちょっとおじゃるに似てる気が・・・?

>> JR北海道プレスリリース(2ページ目に拡大版がある)

ええ、しょーじきほしいんです。

来年の秋に北海道に行っていたら、これを買いに行ったと思ってください。
ついでに旭山動物園。。。