●活字中毒復活
最近更新がスローペースです。
というのも、読書にハマっているからです。
今までの人生を総合的に鑑みると、読書好き、と言って構わないと思うのですが、ここ数年は本屋で買うのはもっぱら雑誌で、小説からは大分遠ざかっていました。
ところが、何がスイッチを入れる原動力となったのかわからないんだけど、6月頃からメラメラと燃え上がる読書熱!!
大きめの本屋の新刊コーナーに立ち寄ってはハードカバーの小説をいっぺんに2、3冊でお会計4千円でーす!みたいなこともしばしば。
そんなこんなで、ここのところCDの代わりに本買い漁り、ネットサーフィンの代わりに本を読む、という状況。
デヴィッド・ミッチェルの『ナンバー9ドリーム』。
彼の作品の初邦訳ですね。
かねてから読みたいと思っていた作家で、実は洋書で数年前に上記の "Number9 Dream" と "Cloud Atlas" を買っていたんだけど、頭10ページも読み進めされず挫折してました。
そんな中の邦訳出版!(実は今年1月くらいの出版で、6月になって出ていたことを知った・・・)
いやー、やっぱ面白かったです。
なんだろ、テンポがいいんですよねー。9つの章がそれぞれことなったテイストの文体で書かれているところも読者をグイグイ引っ張る要因かなあ。
名前の通り、イギリスの作家さんなのですが、日本に8年ほど住んでいたことがあり、この『ナンバー9ドリーム』の舞台はすべて日本(東京とあと屋久島)。
主人公ももちろん日本人。
新宿の描写とか、読んでるとイギリス人が書いてるとは思えないくらいリアルでした。
大体550ページとかなり厚みのある本だけど、面白いのでぜひ。
日本の作家さんだと、最近のお気に入りは小路幸也さんかな。
バンドワゴンとバンドワゴンの続編と東京公園読みました、次は HEARTBEAT が控えています。
バンドワゴンは昔なつかしのホームドラマへのオマージュっぽい作品だけに、今後、ドラマ化とかされるかしら?というところも気になる。
東京公園はちょうど今日読み終わったんだけど、これもよいお話でした。
バンドワゴンは賑やかしいお話なんだけど、こちらは緩やかな、割と淡々とした調子なのですが、心にフワリと優しい気持ちを連れてきてくれる、そんな青春小説。
さて、気付けば・・・もう、フジロック。
週間天気予報なんてアテになりゃしないだろうけど、金曜あたりから毎日チェックしてます。
まずまずな感じじゃない?もちろん、アテにはならないんだろうけどねー。
でも、まずまずだなって思える方が気分も盛り上がるというものですよ。
楽しく色々な人と乾杯したいなー。
特に目立つ風貌でも、ましてや目印つけて苗場に赴くわけではございませんが、あれだけ大勢の人が集まる年に一度の一大音楽イベント、今までお会いしたことのない方にも会ってみたいな、なんて思ってたりします。
ちなみに、ワタクシ、今年も前夜祭から参加予定です。
ただ、花火とかは間に合わなさそう。残念。